子宮がんの種類
子宮がんは、一般的にはひとまとめにされることが多いのですが、病変の部位によって「子宮頸がん」と「子宮体がん」に分けられ、それぞれの種類によって症状の現われ方や検査の方法、治療法が異なります。
したがって、子宮がんと診断された場合には、どちらであるかを把握しておく必要があります。
子宮頸がん
子宮は、女性にしかない特別な臓器のひとつです。この子宮の入り口付近、子宮頸部(しきゅうけいぶ)にできるがんを、「子宮頸がん」といいます。
子宮頸がんになった場合、子宮や子宮の周りの臓器を摘出しなければならなくなることがあります。たとえ妊娠や出産を望まない女性であっても、後遺症が残り仕事や生活に影響するなど失うものは多大です。また、がんがもっと進行した場合、生命そのものに対して重大な影響を及ぼすおそれがあります。
しかし、子宮頸がんは原因やがんになる過程がほぼ解明されている、予防ができるがんです。また、定期的に検診を受けることで、がんになる前に発見し、子宮を失わずに治療することが可能です。気になる症状などがある場合には、早めにご相談することが重要です。
子宮体がん
近年増加傾向にあり、50歳代から60歳代が罹患率のピークとなっています。子宮内膜部に発生し、子宮内膜がんとも呼ばれています。増加傾向にある原因としては、食生活の欧米化が指摘されています。子宮体がんの症状としては、不正出血やおりものの異常、排尿痛・排尿困難があります。注意していただきたいのは、通常の子宮がん検診においては、子宮体がんの検査はしていないということです。したがって、検診の結果を見て安心せず、もし症状に思い当たるものがあれば、必ず医師に相談するようにして下さい。
●満20歳、満25歳の方が無料で受けていただけます。
《期間》
令和6年7月1日 ~ 令和7年1月31日
《対象者》
平成15年4月2日 ~ 平成16年4月1日
平成10年4月2日 ~ 平成11年4月1日
《持ち物》
・保険証、マイナンバーカード(任意)、無料クーポン券
※25歳の方は8月末にクーポン券が配送される予定です。
9月前に受診される場合は一旦お支払いいただきますが、保健センターで払戻しできます。
※生理中は検査できません。
●岐阜市に住民登録のある20歳以上の方が受けていただけます。
《期間》
令和6年7月1日~令和7年2月28日
《持ち物》
保険証、マイナンバーカード(任意)
《費用》
*子宮頸がん検診 2000円
*子宮頸がん+体がん検診 3000円
※生理中は検査できません。
※去年、市の子宮がん検診をされた方は、今年は受けられません。
※予約なしでもお受けできます。お待ちいただく場合がございますのでご了承ください。
●瑞穂市、本巣市の方も当院で受けて頂くことができます。
【瑞穂市】
期間・・・R6.7~R6.12
費用・・・1,400円
対象・・・20歳以上 (無料は20歳)
【本巣市】
期間・・・R6.7~R6.10
費用・・・1,500円
対象・・・20歳以上 (無料は20,30,40歳)
※市の問診票を必ずご持参ください。
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス(HPV)の感染を予防し、がんの発症率を下げることが期待できるワクチンです。
小学校6年生~高校1年生までの方は公費負担で接種することができます。
ワクチン(シルガード)接種は0カ月(初回)、2カ月後、6カ月後の3回です。
ご予約後、ワクチンを発注しますので、当日はお受けできません。前後2週間に他のワクチンを接種しないお日にちで、ご予約をお取りください。
《キャッチアップ接種について》
HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより、無料で受けられる対象であったにもかかわらず、接種を逃してしまった方に行われるものです。
無料で接種できるキャッチアップの期間は今年度で終了です。
◆平成9年4月2日~平成19年4月1日までの間に生まれた女性
◆HPVワクチンの規定接種回数(3回)を終えていない未接種者・接種中断者
◆3回の接種に6ヶ月日にちがかかりますのでお早めのご予約をお勧めします。
10月を過ぎても接種できます!
1回目と2回目の接種を最短1ヶ月、2回目と3回目を最短3ヶ月、と接種期間を変更し、3月の無料接種期間までに終了できるようになりました。
9月までに接種を開始できなかった方、まだ間に合います!
※対象は岐阜市に住民票のある方です。他の市町村の方は、お住いの市町村にご確認ください。
※定期接種の方(小6~中3)は通常通りの接種間隔です。